震災遺構 仙台市荒浜地区住宅基礎
震災遺構荒浜小学校から海へ向かって約500Mの場所に住宅は津波によって流されましたが、そこに残った建物の基礎を震災遺構として保存した震災遺構「仙台市荒浜地区住宅基礎」が令和元年8月から公開されています。
震災後はいたるところにこのような風景が広がっていたのですが、今は震災を知るうえで数少ない貴重な施設です。
入場料は未了で常時公開しておりますので、いつでもご覧いただけます。
鎮魂のモニュメント「荒浜記憶の鐘」の他、6世帯の建物跡がそのままの状態で保存されており、それらを見学するための道が整備されています。無料で自由に見学することができます。
訪問時は駐車場はまだ準備中でしたが、車いす優先駐車場は1台分表示がありました。
その後整備が終了した駐車場です。車いす優先駐車場が1台整備されています。
荒浜記憶の鐘
荒浜記憶の鐘には、東日本大震災で亡くなられた方の追悼と荒浜を忘れないという思いが込められています。
人をかたどり、両手を水平に広げた形は平穏を、頭部は水平線から登る日の出を表し、復興への願いを表現しています。
記憶の鐘を鳴らし、合掌
住宅基礎の見学
スタッフは常駐していませんが、震災遺構「荒浜小学校」に連絡すれば市嘱託職員が住宅基礎群を案内してくださる場合もあるそうですので詳細は荒浜小学校にお問い合わせください。
全ての通路は段差もなく、車いすで移動することができます。
通路内6カ所にはそこにあった人々の暮らしや様子、被災後の状況を伝えるための写真や証言を掲載した説明看板が設置されています。
建物を流してしまう津波のエネルギーを目の当たりにすることができます。
かつてここにあった住宅と人の暮らしの様子が伝わってきます。
震災遺構荒浜小学校と共にこちらもぜひ、お立ち寄りください。
※荒浜小学校までは仙台市営バスがあります。荒浜小学校から荒浜地区住宅基礎までの間は階段などはありませんので、歩いて移動することもできますが、周辺地域はまだ整備途上ですので十分にお気をつけ下さい。
震災遺構荒浜小学校の記事はこちらをクリックしてください。
地図